2017年2月5日日曜日

2月の彫金教室のお知らせと授業のお話

節分を過ぎ、陽射しが春めいてきました。
春の扉をもうそこに見えているのに、あと一歩・・・そう、受験生の方々やご家族は今が一番の踏ん張りどころでしょうか。

踏ん張りどころ、といえば彫金教室にもそんなところがありまして・・・
先日の教室でも、初めてハードワックスでの原型を作っておられる生徒さんが原型を磨いていると、目印につけたケガキの穴がなかなか消えない・・金属に鋳造する前にキチンと潰しておくのがセオリーなのですが「修正」というのが意外と難しい。針の穴なのに、それを埋める時に僅かな気泡が入ったり 上につけた溶かした余分なワックスを削るときに削りすぎたり、でイタチごっこになることも。
しかし金属になってからの修正の大変さを思うと、ここが踏ん張りどころ。
ルーペで見ながら4回のやり直しをしていただいて、美しい原型になりました。
やり直す→美しくなる→満足・・・と言葉にすると簡単ですが、実際は心が折れそうな場面もあります。でも、最終的に満足した品を作る喜びを感じてもらいたいと願うので、途中にアトリエ箱庭さんの美味しいお茶の時間を挟みつつ、和やかに真剣に教室の時間は流れていきます。

2月も第1、第3土曜日を予定しています。(13時~18時)
見学も受け付けておりますので、ご興味のある方はぜひ川べりの静かなアトリエにお越しください。