2017年6月30日金曜日

7月の彫金教室のお知らせ 「技を極める~ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」

7月の彫金教室は第一、第三土曜日を予定しております。
1日、15日になります。
見学もできますので、ご興味のある方はぜひお越しください。

いよいよ7月、夏ですね~。
気持ちはバカンスでしょうか?
夏に向けて、生徒さんのバングルが続々と仕上がってきました。
長い時間をかけて原型を作った作品、素敵なレースをかたどって作った作品・・また仕上がったら
ご紹介させていただきます(^O^)/

さて、先日 京都国立近代美術館で開催されている
「技を極める~ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」という展覧会に行ってきました。
今まで沢山のジュエリーの展覧会に行ってきましたが、この展覧会の素晴らしさは格別でした。
まず、もちろん技を極めたジュエリーコレクションの数々の美しさ・・そしてそれと呼応する明治期~現代の日本の工芸品の数々のコラボレーションが素晴らしい。

そして、ヴァンクリーフ&アーペルの石留め「ミステリーセッティング」(石枠を見せずに宝石をビッチリならべるこの工房の特許技法)と同様、作品だけをを浮かせているかの如く見せる展示方法、そして裏からもくまなく技を見られるようにしている配慮・・・と全てが完璧な展覧会。

会場で流されているヴァンクリの工房の映像も、ドキュメンタリー映画にして欲しい!と思う面白さ。(確かティファニーは映画にしましたよね)

宝飾や工芸品というジャンルに関わらず、人が渾身の力で作る最高の美しいもの、または完璧を目指す仕事の尊さを知る人はぜひご覧になって頂きたい展覧会。
この展覧会は一国一都市開催なので巡回展はありません。
でも このためだけに京都に足を延ばしても絶対に損はしないと思いますよ~。

8月6日まで。金土日は夜間も開催です!




2017年6月6日火曜日

ラヴェンターシロップの作り方・・・追記

昨日の何気なく呟いたラベンダーシロップのツイートがリツイート800件を超えて驚いた朝を迎えました。SNSを始めて5年あまり・・・初めての体験です。

やはりハーブやアロマに関心の高い層は厚いのだと実感いたしました。
ハーブがお好きな方にちょっとお役に立てたのであれば嬉しいかぎりです。

ここまで拡散したあとで追記というのも申し訳ないのですが追記です。
気軽に思い出しながらザックリ書いたものですから、もう少し詳しく記します。

*ポイントとして、花びらは花びらでしっかり分けてくださいね。
  コロンとしたガク部分は割と口に残ります。

*使ったラベンダーはイングリッシュ・ラベンダーです。

*私は厚手のル・クルーゼ鍋を使用しています。火加減は極弱火です。

*ガクと茎を熱湯でエキスを抽出する際は、グツグツ煮ず静かに置き、熱湯に入れた後10分ほど
  で引き上げて濾してください。苦味が出るかも、です。
   最後に加える花びらにも少し苦味の部分があります。しばらく煮たら、花びらは濾して
   液体だけにして煮詰めても使いやすいかと思います。そこはお好みです。

*砂糖の量は500gは少し多めかも知れません。300gからご自分で味見をしながら調節してくださ
     い。私は甘いものはガツンと甘くする派なので濃くでトロリとさせました。くれぐれも焦がさないよ
  うご注意ください。 

では、皆さま、美味しいシロップになりますようお祈り申し上げます(^O^)/


        

2017年6月5日月曜日

ラヴェンダーシロップの作り方

今年はカラリとした晴天続きだったためか、ラヴェンダーがぐんぐん伸びて大きな株に。
花穂も真っすぐ青空を目指して、水やりをしていても清々しい気持ち。
生のラヴェンダーに熱湯を注ぐハーブティーも薄いブルーが美しく、また口の中が
すっきりするのでお勧めです。

でも花の盛りは短いもの。
次回の彫金教室にはもうラヴェンダーティーは無理かも・・・と思いシロップを作りました。
要領は薔薇ジャムと同じ。

①ラヴェンダーを花から20センチほどの茎からカット。約100本
②よく洗いバットなどにあける。
③花が開いている部分を指で摘まみながら花びらとその他に分ける。
  その時、花は乾いていたほうが良いのでクッキングペーパーで花穂の水分を取ってから
  行うとよい。
④小鍋に熱湯700mlを沸かし、茎とガクを入れて湯が紫色になるまで抽出する。
⑤花びらに檸檬汁を少量ふりかけ揉んでおく。
⑥④を網で越しながらホーローの鍋に移し、500mlくらいまで煮詰める。
⑦⑥にグラニュー糖を500g加え煮詰める。
⑧⑥に⑤を加え15分ほど煮る。出来上がり量、約400ml

それはそれは濃いラヴェンダーの香りのシロップ。
無糖ヨーグルトに、アイスクリームに、たぶんパンやクッキーに混ぜても香りが残ると思います。
ご興味のある方はぜひ作って楽しんでください♪








2017年6月4日日曜日

7億円問題

京都駅の地下にいつも人が絶えない宝くじ売り場がある。
そこはとても当選率の高い売り場らしく、私も何回か購入している。
結果は・・・・(-"-)であるが、「ここで買った誰かが当たっているんだよね」と思うたびに
懲りずに購入している。

さて、今回は前後賞合わせて7億円である。
どのように使うか、誰に分けるか、利子を運用してもっと増やしてから使うか・・・
考え出すと7億はなかなかスケール感があって楽しい。夢だって1億より七倍の大きさだ。

さて、この話を先日の彫金教室のお茶の時間に振ってみた。
「仕事を辞めて、自給自足の生活にはいりますね~。野菜とか沢山作って、トラクターとかにのって」
「住む家があればいいです~。北浜に今建てているマンションが欲しくて!」
「誰か運営してくれる人を探して、劇場と稽古場がある気軽に演劇を見れるスペースを作る」
「今、売りに出ているヴォーリズ建築をそれをちゃんと直せる職人さんごと雇ってそれを貸し出す」
「動物愛護団体を作るかな」

皆、それぞれに納得する回答。
今のライフスタイルや考え方を発展させた使い道である。

さて、私はどうしよう。
緑豊かな庭のある平屋に、20畳くらいのアトリエがあってローラーや火まわりや地金を伸ばす機械
など充分な工具が揃っていて、一日使って500円くらいの施設にする。結局、彫金を身近に楽しめないのは道具立てが大変なのだ。
そして私のアトリエは同じくらいの広さだけど、天井まである小さな引き出しがびっしりある棚があって、そこを開けると金・銀の地金、石も種類別にびっしりと収められている・・なんて言うと
「先生、7億なんてあっという間に無くなりますよ!」と言われちゃった。
ほんと、そうかも・・・・