2017年11月30日木曜日

カモン!集中力

目の前にある仕事を丁寧に集中して行うと
どんなことも楽しくなりますよね。たとえブラインドの羽掃除でも。
問題は集中して丁寧にするぞ、という心意気です。

彫金も一緒で
この形、このボリュームで絶対に作品にするぞ!という心意気がなければ
あれれ?なんでこんな形になったの?という作品になります。
集中力はどこからやってくるのか、雑念を振り払い没頭するには?
と試行錯誤するのはアスリートとも同じかな。
同じことに飽きたら、少し違う作業を入れてみる。
私の場合は、バーナーワークで火を使うと
集中力が復活します(*^^)v
作りたいもの、次の課題がバラバラにある時こそ
落ち着いてカードに書き出してみる・・・

問題は彫金をしながら
あー、庭のクリスマスローズの苗を放置してあるな、植えなきゃ・・・とか
晩御飯の支度時間を逆算したりとか、聴きたいCDを検索したりとか
レザーでカードケースを作りたいとか
集中と真逆の案件が頭をかすめる時。
これは全然、集中できていない証拠。
一日の時間が足りない。
時間を有効に使うにはやはり早起きしかないのか・・・・

12月の彫金教室のお知らせ 

いよいよ師走です。
街はクリスマスだ年末だ大掃除だと責め立ててきますが(誤)
彫金教室は今月もゆったりと進めて参りたいと思います!

通常と同じく 第一、第三土曜日を予定しております。
12月2日、16日です。

素敵な箱庭さんの空間で集中する時間は、忙しい中にポカリと空いたエアポケットかもしれません。ご興味のある方はぜひお越しください。


2017年11月22日水曜日

具体的にどうお洒落をするか

お洒落について、概念的に考えるより、じゃあ自分、どうしてる?のお話。

私の場合は、ジュエリーの映えるお洒落が命題であり落とし穴でもある。
誰に頼まれた訳でもないのに、ジュエリーありきで組み立てている。
だから、柄物の服は少ない。
襟はやや空き気味。
色もダーク、または単色。

そこにキラキラしくないBOCCAのジュエリーである。
シブい。(シブすぎる)

アンティーク・他のブランドのジュエリー・エスニックな民芸調のものなども組合わす。
イオッセリアーニやカレン族のシルバーやビーズも好き。

靴下、巻物、は柄や色がビビットなものもOK。

カバンは黒。
リュックとトートの2WAYバッグにイギリス製の小さなレザーバッグ、もしくは
エルベ・シャプリエのエナメルトート。
哀しいほど荷物持ちなので、鞄は黒で統一して二個持ちである。

スタンダードなベースと変化が許されるもののアイテムを決めておくと
迷いが減る。(決してナイとは言えない)

殆どTUKIさんのエッジが利いたパンツスタイルなのだけど、
最近、スカートも気になる。

靴が難題で、スニーカーと紐革靴が多いけれど、華奢なパンプスは
履いていて楽しい・・・(けど、歩けないのがつらい)

季節が変わると帽子が欲しくなる病気になる。
実は、キャメルの帽子でニット帽とボルサリーノの中間みたいなのを一目ぼれして
買ったのだが、黒も欲しくてたまらない。

さあ、どうするよ?




2017年11月20日月曜日

お洒落について

お洒落はつくづくエネルギーの要るものだと思う。

何をもってお洒落というのか、その定義は人の数だけ存在すると思うけど、
「もうお洒落なんて降りた」と思ったらお洒落ではなくなる。
特に、年齢を経て、外見が変化し始めたら昨日似合っていたものが似合わなくなる。
常に軌道修正しながら前に進む力が必要になる。

私は20代のころからアンティークジュエリーが好きだったけれども、
今、それを昔のようには着けられない。
ただの「物持ちの良い人」になってしまうからだ。
黒のタートルネックにジーンズ、そこにアンティークのリングやペンダントが似合ったのは 肌も髪もツヤツヤだったからで、艶とアンティークが持つ末枯れた味わいのギャップが面白い効果を出していたのだ。人間に末枯れた味わいが出てきたら、マッチしすぎてしまう。

自分自身を好きでいなければお洒落はできない。
社会のために身だしなみを整えるのは、マナーだ。

恋をしたときは自分を最大限に魅力的に見せたいと思うので、雑念なくお洒落になれる。
また職場やPTAで、お洒落な仲間がいると、情報交換やお洒落番長の張り合いで
自然とお洒落な人になる。
どちらも、エネルギーに満ちた人の成せる技だ。

私が自分のために、そして美のためにお洒落をする人といって一番最初に頭に浮かぶのは
ピアニストのフジコ・ヘミングさん。
今から15年くらい前になるNHKのドキュメンタリーで見せた彼女のお洒落は独特の格好良さがあった。長い海外生活にピリオドを打ち、名声を得る事もなく、細々とピアノ教師をしながら演奏活動をしていた時代の彼女だ。ボヘミアン的で、でも上質のバランスを持つ誰にも真似のできないお洒落。帽子の横に揺れる長いシャラシャラと音のなるエスニックテイストの飾りは、アルフォンス・ミュシャが描く女性の物に似ていた。
ピアニストで戦前にヨーロッパに留学していたお母さんの作った彫金のジュエリーを
大切に身に着けるフジコ。大きなアゲハチョウの羽に透かしが入った素敵な作品だった。
(あの時代、自宅で趣味で彫金をするピアニストというのも凄いが。)
私の究極の憧れはあのあたりにあるのかも、と思う。
今の私はまだ、なんとなく流行を意識してしまうし、年齢を味方につけていない。
吹っ切れていないし、迷いもある。

お洒落なんてしなくても人生は渡れる。
ジュエリーなんて持たなくても何も問題はない。
でも、どうせ生きるなら自分らしいスタイルを持ちたい。
軌道修正をかけながら、少しでも心地よく人生を歩みたい。
そう思えるのはエネルギーがある証なのだろう。
意識してミニマムなスタイルを貫くのもお洒落、デコラティブを選択するのもお洒落。
言い古された言葉だけども、やっぱりお洒落は生き方なんだと思う。






2017年11月9日木曜日

11月の彫金教室

11月は平常どうり 4日、18日を予定しております。
見学もできますので、ご興味のあるかたは是非お気軽にお越しください。

アトリエ箱庭さんの窓からは、広い空と川沿いのゆったりした景色を見ることができます。高麗橋のたもとに大きな銀杏の木があり、もうすぐ黄金色に輝きます。
アトリエ箱庭さんで個展をしたのはもう5年前のこの時期。
この銀杏の木の下に来ると、フワリと明るい黄色が夜空を染めて
明るい孤独を感じます。
落ち葉を踏みながら、厚いコートの襟を立てて歩くこの季節、いろんな人を思い出す季節でもあります。
さて、冬支度をはじめようかな。
箱庭さんと同じビルには素敵な工房が入っています。
3階の奥にあるニットアトリエ「チマチマ」さんでミトンを購入しました。
ラトビアの伝統的な形のミトンだそう。
エンブレムっぽいのがBOCCAらしくて一目ぼれ。
寒くなるのが待ち遠しい!