銀座での展覧会が終わり、神戸のaliさんへ。
じばらくお話をして、店内の美しい物たちを見ていると、
お店のTさんに「BOCCAさん、先月いらした時より落ち着きましたね~。ほっとしたんですねw」
と言われました。
展覧会のカウントダウンが入ると、どうしても過労と緊張が表に出てしまうのです。
でも、それ以上に今回「落ち着いて」見えたのは
新しい人に出会って、自分がなすべき仕事が見えた安堵感かもしれません。
ずっとアトリエに籠っていると、自分は誰のために、何をしているのだろう・・という焦りがでてきます。自分のために、または自分の創作欲求を満たすためだけに制作するのではなく、
展覧会をしたりお店に置いて頂いている以上、そこには社会的な意味合いが生まれます。
ジュエリーやアクセサリーを作っている人は星の数ほどいて、
小さな展覧会をしても、私のジュエリーを好む人に出会う確率は
ほんのわずか。
人に向けて作るのであれば、人に届きたい。
それが琵琶湖の近くの小さなアトリエから、どこに届くのだろうか・・・
でも立ち止まることなく、自分の「好き」を信じて動いたとき、
突然に扉があらわれる。
aliさんのある神戸の海岸通り、アトリエ箱庭さんのある北浜、そして今回開かれたのは
私が子供の頃にすごした、大好きな街、東京の中央線エリア 西荻窪。
これから準備に入りますので、追ってインフォメーションしますが
西荻の暖かな陽射しが心を和らげて、また創作への力となって走り出せる、そんな出会いでした。
ヘリコプターのように真上に飛び立てる人もいれば、長い滑走路が必要な人もいる。
私は滑走路のタイプ、しかも気に入った空港からしか飛び立てない我儘な人間。
だからこそ、心が動いた時は、敏感にサァッと風に乗りたいのです。
木製プロベラ / ali
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