2019年9月18日水曜日

「ファニーフェイス・ジュエリー」展示作品のご紹介 *南洋真珠とわたし

 「ファニーフェイス・ジュエリー」
  9月23日~29日 12時~19時 最終日は17時まで
  同時代ギャラリー/ gallery shop collage
        京都市中京区三条通御幸町角 1928ビル2階

指輪のアームはBOCCAのスタンダードデザインである
古代宝飾をモダンにしたシリーズ。
僅かなふくらみや節が有機的。
 
煙るような、朝霧に似た南洋真珠の輝きに魅せられたのは今から三年前。
それまで、南洋真珠は年配の貴婦人がたっぷりしたブラウスの
胸元から堂々と輝かせる迫力のあるジュエリーと思っていました。
黒々と、あるいは熟したプラム色、水鳥の羽の色、とその表情豊かな
一筋縄ではいかない存在感に、遠い憧れを持って眺めていました。

ある真珠商社で、柔らかなマスカット色の真珠を見た時、
この色なら身に着けられるかもしれない、と2粒だけ購入、
耳朶に沿うSILVERのフックピアスに仕立てて身に着けてみました。
柔らかな光が横顔を明るくしながらも、
ホワイトやピンクの珠とはまたひと味ちがう
複雑さを内包した遊び心を感じ、大人の女性がなぜ南洋真珠を好むのか、
やっとその一端に触れた気がしました。

その後、グレイの中に薄く紫の花びらが被ったような
少し濃い目の南洋真珠に出会いました。
グレイの真珠にSILVERというクールな選択もありましたが、
肌に馴染むK10YellowGoldでピアスに仕立てました。
控え目な色のGOLDとグレイ、この素晴らしい組み合わせ。
思わずため息の出る一品になりました。

それから3年、真珠商社で少しづつ集めてきた南洋真珠たち。
天然の真珠には若干の窪みやスレもあります。
出来る限り照りが美しく、ペアにもなる粒を探してきました。

重厚なカーテンが引かれた部屋というよりも、
毎朝、リネンのカーテンをサッと開け、新鮮な空気を胸に吸い込むような空気感の
南洋真珠のジュエリーを作りたい、そんな思いで制作しました。

毎朝手に取る喜び、静かな明るさのあるピアス。

ペンダントにはシルクコードをお付けします。
少し長めに、またはチョーカーのように、少しペンダントのセオリーを崩すと
そこに新しい表情が生まれます。
また、お手持ちの細手チェーンにも通して頂けます。






:南洋真珠の指輪
  細いアーム・・① 素材/Silver925 ロジウムメッキ
         size 12.5号 
② 素材/ K10Yellow Gold
                    size 12.5号  

太いアーム・・素材/Silver925 ロジウムメッキ
                      size 12.5号   


:南洋真珠のピアス
       ① 素材/ Silver925 ニッケルフリーロジウムメッキ
       
  
② 素材/ K10Yellow Gold
       


:南洋真珠のペンダント
① 素材/Silver925 ロジウムメッキ


② 素材/ K10Yellow Gold


*
南洋真珠を使った品は、Silverにロジウムメッキを施しております。
ロジウムアレルギーがある方はSilver素地の品も承りますのでご相談ください。





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