2013年2月10日日曜日

気になる手元



                    
        
 仕事がらだけじゃなく、私は人の手元や胸元がとても気になる。特に手はその人を語る気がして 私自身がうっかりガサガサだったり爪がボロボロだったらササクレだった気持ちになってしまう。現実には手を酷使する仕事をしているので ツメはキッパリ切り揃えてあるし 金属を触るからヤワヤワとした肌ではなくてどことなく勝気な質感、女性らしさからは遠い残念な手になっている。
まさかネイルサロンがこんなにも市民権を得るようになるとは意外だったけど、ネイルをやっているひと(この言い回しも近年のもんだよね)とやっていない人のあいだには女の棲み分けがなされているように思う。
恋をしたら まずネイル。ツメの汚い恋愛スターターはあり得ない・・というのが私の持論。白いパールのマニキュアをしていたら、その白が白すぎて子供っぽく感じて 微妙に牡蠣色のくすんだ色味のパールを買いに走った・・・そんな知人がいたっけ。手ほど自分の身体のパーツで自分自身が目にする回数の多い所はないので その時々の自分の心模様と密接な関係にある。
 
過剰にデコラティブなネイルをする人は 自分の事が大好きな印象があるし、マスタードやターコイズブルーのネイルは抑えきれない個性の象徴のような印象がある。たとえパツンパツンに切り揃えてある爪でも 全体がしっとりと湿度のある手に仕上がっていればその人の幸せな感じが伝わり 見ている方もゆったりとした気分になる。
 
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿