2013年11月13日水曜日

フィレンツェへ・・・街角のマリアたち

この旅は4人で 素敵なアパートをシェアしたので、宿泊料金は部屋のクオリティーや場所からしても考えられない程リーズナブルだった。
私以外の三人もそれぞれのこだわりがある大人。ジュエリー関連は私だけなので自然、一人で行動する事が基本だった。

しかも、体調を崩していたので とにかく歩くのもゆっくりと~。と意識しなくても 街には私の美意識を刺激するものばかりで、むしろ速く歩くのが不可能だった。

 建物の壁に埋め込まれているマリアとイエス。彫刻あり、フレスコあり、夜になると照明もつくその立ち位置は 日本の地蔵に近い。様々なバリエーションがあり、素朴な安らぎがある。
ゆっくり歩くを通り越して 目的地に辿り着けないという問題があるくらい。
日本の中でも地蔵盆のある京都・滋賀も同じく街中にこの様な信仰の対象があるので、遠く離れていても近しい精神性を感じてしまう。しかし。その中でキリスト教という宗教に一点透視したイタリアと神仏が緩く絡み合う日本の違いをかえって意識することとなった。イタリアにいて、目の前の精神の拠り所に興味深々な一方、よろずの神を祀り、かつそれぞれの家に代々伝わる信仰がある事の多い日本に思いを馳せながら、古都を流れるそれぞれの精神性を感じながら歩いた。



 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿