2012年12月19日水曜日

時をこえて

今年の大阪駅でのクリスマスイルミネーションは光とシンフォニーの饗宴らしい。一日に数回、音楽が流れクリスマスの電飾とともにこの季節を盛り上げる。昨夜21時はバッハの「G線上のアリア」だった。バッハの曲は、本当にシンプルで美しいと思う。この曲を作った時代は、ライフスタイルも思想も現代とはかけ離れているはずなのに、この曲を美しいと感じるのは昔も今も一緒で、人間って変わらないんだな・・と思う。あるピアニストのコンサートで色んな作曲家の曲を弾いていたのだけど、ベートーベンは民衆のために、シューベルトは自然のために、ショパンはピアノのために曲を捧げたんだな、と。バッハは?もちろん神と教会のために・・・かな。
そして、昨日は本屋さんで2冊の分厚い画集を買ってしまい、今日は肩こりがMAXです。
バッハと同じく、600年以上前に生まれた画家なのに全く古臭くないフィリッポ・リッピ 。
この愛らしさ・繊細な美しさに触れるたび、美には時を超える力があるのだと感じずにはいられません。
                                                          

0 件のコメント:

コメントを投稿